観光振興とシビックプライド

岩国市の「名勝」錦帯橋で野外映画上映会

山口県岩国市にある「名勝」錦帯橋で、藤沢周平の名作短編集「橋ものがたり」の中でも傑作と名高い『約束』の撮影が行われました。この作品はテレビドラマとして制作されましたが、今回初の野外上映という貴重な機会となりしかも映画に登場するロケ地での上映となりました。
実際の錦帯橋が見える場所で、作品の中に登場する錦帯橋をみる。普段見慣れている景色でも、映画の中に没入する感覚でみなさん鑑賞されたのではないでしょうか。ご来場された岩国市民の方の中には当時、エキストラ出演をされた方もいらしたそうです。上映が始まるとみなさんのスクリーンに集中!する”気”で会場は満たされ、上映終了後にはお客様からの暖かい拍手で包まれました。

まちと”私”のつながりが”私たち”のつながりになり、地域をワンチームとして強くする。

今回の野外上映会は、岩国市のケーブルテレビ局アイ・キャン様と岩国市様の共催で行われました。
地域のことをよく知る地域密着型の放送”ケーブルテレビ”と地域行政の共創です。
現在の日本には少子高齢、地域経済活性、防災への取り組みなど多くの課題がありますが、今回のような地域に寄り添うケーブルテレビと行政の組み合わせは地域コミュニティづくりの点で素晴らしい組み合わせでした。
”地域の人や土地を知る”ケーブルテレビは日本が社会課題解決に取り組んでいく中でさらに大事な役割を担うのではないでしょうか。

今回の上映会は作品が時代劇ということもあり、お客様はシニア(アクティブ!)の方が中心でした。
錦帯橋という岩国市・日本を代表する観光名所はPRコンテンツという捉え方だけでなく、シビックプライドの視点でも語れると思います。
錦帯橋という自分の街の”宝”を通じて地域のことを考え、地域コミュニティに参加する。
シビックプライドは地域のことを考える”原動力”になります。
この”原動力”は高齢化が進む地域でも高齢者が受け身ではなく、積極的に社会参加するきっかけになります。

昔も今も映画は魅力的な情報が多く詰まった総合エンタテイメント

今回の上映作品は錦帯橋という日本を代表する魅力的な橋で撮影が行われました。
ロケ地は映画を制作する上でも重要な要素の一つです。
しかし、この情報が注目されるのは新作が公開される前後がほとんどです。

映画宣伝の一つのネタとして発信されます。
しかし、それだけでは非常にもったいない事です。山口県をロケ地にした映画も多くあります。
一つ一つの映画では点ですが、作品が集まれば映画を通じて山口を面でPRできます。
そしてそのロケ地の魅力をさらに深める情報(人・モノ・コト)を付加し、地域を魅力的に見せます。
人やモノ・コトの背景にあるのは土地です。映画は永遠に残ります。
そしてロケ地も映画の中で永遠に生き続けます。
新しいものばかりに目がいきがちですが、映画の中からその土地の魅力を掘り起こし、
新しい今の情報と組み合わせることで、消費されるデジタルコンテンツではなく、そこにしかない土地そしてそこから生まれた人やモノ・コトを、映画をきっかけにして過去・現在を未来につなげていき、地域の資産として魅力的なコンテンツとして残して行くことができると思います。


 岩国市:https://www.city.iwakuni.lg.jp/
 岩国市公式観光WEBサイト:https://kankou.iwakuni-city.net/
 株式会社アイ・キャン:https://www.icn-tv.ne.jp/
 時代劇専門チャンネル:https://www.jidaigeki.com/yakusoku/
 AIRSCREEN JP:http://airscreen.jp

 <上映内容>

 主  催:株式会社アイキャン、岩国市
 上映作品:『約束』(上映時間約120分・日本語)
 上映日時:2024年5月30日(木)1900
 上映場所:錦帯橋・鵜飼広場
 使用スクリーン: AIRSCREEN airtight16ft

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